6月9日金曜日の午後から「特に理由・材料がない中」NY市場を牽引してきた人気ハイテク株が崩れた。
米国代表株で時価総額NO.1のアップルが一時5%以上の暴落。
あえて理由を言えば週末とFOMC前の「利確」だろう。
指数チャートでは史上最高値更新からの長陰線のナスダックです。
チャートでは、凄く嫌な感じです。
その他のハイテク株は
マイクロソフト ▼2.27%
グーグル ▼3.41%
アマゾン ▼3.16%
フェイスブック ▼3.3%
ツイッター ▼3.94%
フィラデルフィア半導体指数も▼4.23%
これでもほとんどの銘柄が1%&近くは戻している数字です。
過去を振り返って見ても日足チャートでもこんなに長い陰線はでていない。
では、何故金曜日のダウは高いのか?
ダウは30銘柄ですが安いのは6銘柄で残り24銘柄は「高い」
その結果でダウは高く、ハイテクメインのナスは急落になった。
ダウ採用の代表でハイテクのアップル(上のチャート)と金融のGサックスのチャートで比較しよう。
比較して解るようにダウとナスダックが史上最高値更新中に金融の代表であるGサックスは上昇していなかった。
それがハイテク暴落の裏で大反発をした。
ダウ採用銘柄の騰落にローテーションが起きたのです。
ダウはハイテク株が少ないので上昇して、ナスダックはハイテク株が多いので急落の構図。
このことをトランプラリー開始直後と比較してみると、」トランプ大統領誕生で
指数が急騰した陰でハイテクは上昇していない!!
アップルとゴールドマンサックスの週足で比較してみると一目瞭然です。
アップルは上昇していません!
下がゴールドマンサックスの週足
こちらはトランプラリーを象徴する急騰開始の週です。
マーケットローテンション(入れ替わり)が起き
少しトランプ大統領誕生の時と似ている。
それなら、来週からはトランプラリーの第2弾のスタートにも見える。
ただ、この時のハイテクの下落はトランプ氏の公約である入国制限問題が重石になった。
騰がらなかった理由ありです。
ハイテク以外の上昇理由はトランプ氏の公約である減税と大型財政出動が材料。
参考にS&P500日足ですが新高値を取り急落後に反転して上下に長い髭でナスダックとダウの中間。
日経225先物朝までのチャートは日足でS&P500に近いですね。
共に、上か下か「どちっだ?」でスタンバイの恰好です。
当時と今の相違点は
減税は遅れることがあっても、よりベターな案はでない。
つまりラリー当時より新材料が出た訳でない。
昨夏より米国景気は下り坂になっている。
カラ売りが溜まりに溜まっている。(内部需給)
10年債利回りは「小戻リ足」程度。景気の悪化を重視している。
ここから導き出される結論は?
ダウのローテーションが「うまく回転して」
金融が上昇してハイテクが暴落の反動高だけでも、大幅な上昇を見せるだろう。
逆にハイテクが大天井で下落色を強めて金融その他の株に影響して
押すと大きな劇落なるだろう。
過去の経験から云わせてもらえば、あれだけの長陰線が戻る時は
理由があっての下落が、理由がなくなった反騰だけと思う。
今回は理由なき暴落(おそらく利食いかFOMC警戒)ですから
往って来いの全値戻しはないだろう。
FOMCの利上げや、次回利上げの観測状況がトリガーとなって暴落か暴騰の確率が非常に高い。
月曜火曜が、今年最大の投資チャンスでしょう。
FOMC後の相場を見てからでは後手に回るだろう
オプションではショートでなくロングメインのとき。
5%会ではすべてのコースに緊急対策のポジションを取ります。
暴落確率の方が暴騰より高いと見ての比率の予定です。
暴騰リスクを減らし、暴落を享受する戦法です。
5%会の参加を迷われていたかたは、
このチャンスを逃さないように行動して貰いたいものです。