5月20日からの米株の急騰には
下げ過ぎの調整と
インフレの鎮静化の期待がある。
FRBの年末インフレ率は4%台になる予想
これは、予定通り利上げを進めた結果の数字
インフレ率は4月がピークで金利引き上げ効果で徐々に下がり
年末は4%台に落ちる予想もしくは期待。
インフレ率がどうなるか?
株価の予想のように簡単にあたらない。
株の保有者は上昇する期待を持つようにFRBも希望的な部分が大きい。
それは昨年の議長発言「インフレは一時的」
かなり多くの著名な経済人が警告していたが無視した結果だ。
超一流の経済人は春のサマーズから始まり夏には勢ぞろいしていたが
FRBの行動は年末になってテーパリングと半年遅い結果が今日だ。
インフレが鎮静化するかどうかは、だれにも解らないが
重要な住宅価格(家賃)とエネルギー(原油、天然ガス)が「まだ上昇中」を考えると
危ない希望にも見える。
中国のロックダウンやウクライナ情勢も
まだ先が見えていない。
1971年のニクソンショックからドルの大増刷が始まり
株価爆上げ。
今回はリーマンショックからドルの大増刷で2021年まで
コロナショックはあったものの新高値の株価爆上げ。
「似ている。」
その逆現象が6月から始まる
株価にとって重要なのは利上げ以上にQTです。
6月は475億ドル7月も475億ドル
どんな結果になるか?
上昇を期待するより下落、または戻り売りと
考えておくはいうがオプション売買としては定石だろう。
利上げ+QTの連続が続く期間に
中期で株価上昇トレンド入りは想定できない。
今の買戻し上昇がどこまで? いつまで?
正解はだれも出せない。
フィボナッチやMAなどで予想されているが予想は当たらないだろう。
仮に6月11日のCPIにサプライズアップがあれば
戻した分だけ暴落幅が大きくなるだろう。
もしかしたら6月11日は分岐点になるかも知れない。
株価にもRFBの金融政策にもだ。
そのサプライズ確率は大地震確率の100倍以上はある。
さらに言えば、原油が115ドル以上で推移すれば
先のCPIの押し上げ要因になる。