アベノミクスの成功は米国同様に貧富の差が大きくなる。
アベノミクスの目的はデフレからの脱出、つまり2%のインフレ、円安による輸出企業の収益回復。
それを起爆剤として日本経済の復活です。
そのために実行したり、やろうとしていることは
① 日銀による異次元の国債買取
② 税金を使って旧態然とした箱物作り(自己完結型で経済の乗数効果がなく単年のGDP効果しかない)
③ 成長路線(内容がなく、発表直後に株の暴落を見たレベル)
④ 消費税10%(国民生活に無関係にDGPアップが必要)
日銀の効果で円安には成功したがマスコミの洗礼で日本にとって「円安は善」で「円高は悪」のように
錯覚させられています。
しかし円安は国民にとって「値上げ」だけ。エネルギー価格、食品、アパレル、ワインなどのブランド品
の値上がりが始まっています。それに見合う賃金の上昇は、おそらくアベノミクスが成功した半年後以降で
失敗すれば、スタグフレーション(不況のインフレ)だけが残る。
現在は、アバウトに云えば国民の財布から輸出企業に所得が移転しているのです。円安で大手の輸出企業の
収益は急拡大しています。円安で損失を出す輸入企業は価格転嫁によって「しわよせ」を国民に持っていきます。
それが7月から始まった値上げ攻勢で9月からも二ラウンドの値上げラッシュが始まります。
2015年に消費税アップと合計で14%以上の可処分所得減が予定されています。
*消費税+5%、政府の目標インフレ4%、輸入インフレ4%、社会保険等値上げ1%で「最低14%」です。
現実はインフレが2%で輸入インフレがもっと大きいかも知れない。
(20%以上の円安、また国債価格が年2%インフレを信用していない)
さあ、あなたの所得は見合う分上昇するでしょうか?
日本はデフレ脱出の名目の元に大実験に取り組んでいるのです。今までの手法では20年以上にわたる地盤沈下
に見られるように人口減少・高齢化社会では財政が悪化して破たんしかないですから。
ですからアベノミクスは成功させないと日本は大変なことになります。
前例は米国にあります。QE1~3です。為替に関してドルは世界の基軸通貨ですから違いはありますが
国民生活においては経済の数字ほど上昇していないし、雇用も増えていない。
そして貧富の差が広がっている。
円安が国民の財布からマネーを輸出企業に移っている現実から「その損から身を守るには」
輸出企業の株を買って値上りで所得を増やす方法があります。
また日経225は先物ですが、輸出企業が多く「円安」は上昇になります。
個別株のように一日の10%も上下しませんのでいいかもしれません。
その先物に付随するオプションは先物のリスクをヘッジしたらレバレッジをかけることもできます。
現物株保有者・先物専門のかたもオプションを勉強して欲しいと思います。
オプションだけでもヘッジ機能としての使用も出来ます。
いま5%会がお奨めしたいのが、